マウスピース選択ポイント

試奏時のポイント

まずは理想とする音を、常に頭の中に鳴り響かせることが重要です。そのうえで、今まさに満員の大ホールでソロを吹くつもりで下記の各ポイントを確かめてください。

 

  • ウォーミングアップに要する時間が遥かに短くて済む
  • 音域・音量が変化しても、リムが唇上を滑って動くことがない(非常に少ない)
  • 体調不良や睡眠不足等の時でも演奏不調の波の変化(ムラ)が少ない
  • 当然、音量、音域、発音(アタック)、フレキシビリティ、耐久性などが改善する

マウスピース選択の着眼点

演奏パフォーマンスとフィット感に最も影響するのはリムです。まずは、リムの各要素から吟味すると効率的なチョイスができます。この際、着目する優先順位は次の通りです。 

  1. リム内径
  2. リムバイト
  3. リムカンター
  4. リム幅

 従来、カップとバックボアの各容積はマウスピーススペックとして表記されることがありませんでした。当社は、これらの容積を計測し明記しています。この容積表示により、カップ・バックボアの比較・選択が一定の基準に基づいたうえで精巧に実施可能になります。

 例えば、リム、スロート、カップ深さを変えずに、より芯のある響きを求める場合、あるいはもう少し負担を減らして吹きたい場合、カップ容積が少し小さい値のモデルを選べばよいでしょう。また、バックボア容積の大小によって吹奏時の抵抗感が変化します。この容積が減少すると抵抗が増します。吹奏抵抗感は音色や耐久性などに影響しますので、バックボア容積を吟味することでもフィットする可能性が広がります。

 このように、図らずも雰囲気や運、あるいは勘に頼って選択してしまったことから生ずる失敗を避けることができます。

 

また、弊社レンタル商品でもあるプレス力練習器具(Method-ische Zusatzgerä)を用い、下記パターンを試行した結果により客観的にチョイス可能です。

 

  • 本器具の設定プレス力を最弱にして楽器に装着します。

・パターン1

ppのロングトーンを、自然に音が立ち上がる中音域から始めて半音ずつ上昇していく。より高い音まで出すことができるものを選択。

・パターン2

任意のアルペジオをppのスラーで、できるだけ速いテンポで演奏できるものを選択。

・パターン3

中音域のロングトーンにおいて、ppp< >pppのクレッシェンド・デクレッシェンドをできるだけ広い音量幅で演奏できるものを選択。